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日本時間生物学会学術大会にて共催シンポジウムを開催しました

学会・領域会議参加2024-11-17

第31回日本時間生物学会学術大会にて領域共催シンポジウムを開催しました。

「温度の切り口から理解する時間生物学」

日時:2024年11月17日(日) 9:30~11:30
場所:国際会議場 多目的会議室
座長:榎木 亮介(自然科学研究機構・生命創成探究センター/生理学研究所)、平野 有紗(筑波大学 医学医療系)

概要:本シンポジウムは、2023年度より発足した学術変革領域A 冬眠生物学2.0との共催シンポジウムとして企画しました。まず、生理学的な研究として、哺乳類がエネルギー節約のために行なっている冬眠や休眠という特徴的な現象に関して、最新の知見を交えてご紹介します。また、環境温度は日内や年内の単位で周期的に変化し、光と並ぶ重要なzeitgeberです。大会テーマ「振動子研究のその先へ」に向けた議論を深めるため、概日時計の理解に新しい切り口から進めている研究もご紹介します。生理、組織、細胞、分子の各階層において、温度という視点で生物リズムを見つめてみましょう。

講演者:
小早川 令子(関西医科大学附属生命医学研究所)
Artificial hibernation induced by thiazoline-related fear odors and its application to analysis of neural activities during hibernation

金 尚宏(名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所)
時計機構を再考する – Ca2+振動と時計遺伝子 – “Reconsideration of Clockwork – Ca2+ Oscillations and Clock Genes -“

志水 泰武(岐阜大学 応用生物科学部)
非冬眠動物における人工的な低体温誘導 “Induction of artificial hypothermia in non-hibernating animals”

土居 雅夫(京都大学 大学院薬学研究科)
Regulated translation mediates parametric entrainment of cellular clocks to temperature

山口 裕嗣(名古屋大学 環境医学研究所)
透明脳スクリーニングを用いたマウス日内休眠を制御する神経回路の同定 “Brain-wide mapping of neuronal architecture controlling torpor”

山口 良文(北海道大学 低温科学研究所)
A genetic clue to the regulation of mammalian hibernation


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