領域会議 参加レポート(2)
学会・領域会議参加2026-07-17
冬眠領域班会議2026参加記
小竹 皓貴
名古屋大学 大学院理学研究科 神経行動学グループ(乘本研究室)博士後期課程2年
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名古屋大学大学院理学研究科 乘本研究室 博士課程の小竹皓貴と申します。私は現在、爬虫類が低温環境に適応する神経・分子機構について研究を行っています。
本会議では、冬眠動物の個体生理、細胞応答、代謝制御、神経活動など、さまざまな階層から冬眠・休眠に迫る研究発表を拝聴しました。扱う生物種や実験手法は異なっていても、「冬眠・休眠」という共通の関心のもと、それぞれの研究がつながっていく様子が印象的でした。
このような懐の広い領域であるからこそ、私自身のポスター発表でも、非常に深い議論をさせていただくことができました。
私の研究対象である外温動物は、体温が環境温度に強く左右されるため、外気温の低下に伴って短時間で冬眠様の状態へ移行します。これは、季節的・生理的な準備を経て冬眠に入る多くの哺乳類とは大きく異なる特徴です。一方で、低温下で代謝や神経活動を抑えながら生体機能を維持するという点では、両者には多くの共通点があります。
そのような共通点と差異の双方を面白がり、多様な観点から率直なご意見をいただけたことを、大変ありがたく感じています。限られた発表時間の中で皆様と議論するうちに、今後試してみたい実験が次々と浮かび、自分自身の熱が上がっていくような感覚を覚えました。
思いがけずいただいたポスター賞と合わせ、この経験は今後の研究を進めるうえで大きな励みとなりました。低温適応の謎を解明することを目標に、今後も一つひとつ実験を積み重ねていきたいと思います。
最後になりますが、本会議への参加にあたり、旅費をご支援いただきましたことに深く感謝申し上げます。また、本会議の開催にあたりご尽力くださった先生方、運営に携わってくださった皆様、ならびに発表や議論を通じて多くの刺激を与えてくださった参加者の皆様に、心より御礼申し上げます。
