【A01 山口班】冬眠達成機構の分子的探求
-
山口 良文(代表)
Yoshifumi Yamaguchi北海道大学 低温科学研究所・教授
-
渡邊 正知(分担)
Masatomo Watanabe福山大学 薬学部・准教授
研究内容
哺乳類の冬眠の分子機構に迫るため、シリアンハムスター(Mesocricetus auratus)をモデル冬眠動物として、研究を進めます。シリアンハムスターは、温度と光に応じて、代謝と体温を低下させた冬眠を行います。冬眠中は、体温が外気温近くまで極端に低下した深冬眠と呼ばれる状態になります。深冬眠は数日間で自発的に終了し再び体温は37度付近まで復帰するという現象が、数ヶ月の冬眠期のあいだ何度も繰り返されます。本研究班では、こうした冬眠の発動と低体温での生存に関わる遺伝子同定とその機能解析を行います。