冬眠達成機構におけるメラトニンの役割
中村 孝博
Takahiro J. Nakamura
明治大学農学部・教授
研究内容
光周反応および冬眠におけるメラトニンの役割を再検討し、メラトニン非依存的な光周性機構を解明することを目的とする。一般に哺乳類では、日長情報は網膜で受容され、視交叉上核を介して松果体のメラトニン分泌パターンへ変換され、繁殖などの光周反応を制御すると考えられてきた。しかし申請者らは、メラトニンを合成できない雌性C57BL/6Jマウスでも、長日条件により性周期が安定化することを見いだした。そこで本研究では、光周反応や冬眠を明瞭に示すシリアンハムスターを用い、メラトニン合成不全個体を作製・解析することで、光周性機構におけるメラトニンの役割を再構築する。
