冬眠様状態における宿主–微生物間相互作用の解明
長谷 耕二
Hase Koji
東京大学 医科学研究所・教授
研究内容
Qニューロン誘導性の冬眠様状態(QIH)における腸内細菌叢の変化とその生理的意義について研究を進めます。腸内細菌叢は難消化性多糖などの食物残渣を発酵分解することで、宿主が利用可能な代謝物を産生し、生体内の消費エネルギーの約1割を供給しています。腸内細菌が迷走神経やアミノ酸系代謝物の産生を介して中枢神経の発達や精神状態にも影響を与える腸−脳相関が明らかになりつつあります。本研究班では、QIHという特殊な生理状態において、腸内細菌叢の動態を調べるとともに、宿主―微生物相互作用の詳細を明らかにします。
