日長が哺乳類の冬眠を制御するメカニズムの解明
明石 真
Makoto Akashi
山口大学 時間学研究所 教授
研究内容
条件的冬眠における短日長の実質的貢献とその作用機序を明らかにするため、シリアンハムスターを用いて研究を進めます。実験室内での冬眠誘導は慣例的に短日長条件で実施されますが、この実質的貢献は曖昧でその作用機序は不明な点が多いままです。私たちは日長情報伝達ホルモンであるメラトニンを欠失しても冬眠は正常であることを発見したため、短日長の重要性が揺らいでいます。一方で、強制的に冬眠発動を前倒しさせると、メラトニンは正常冬眠に欠かせないことも発見しました。本研究班では、「前冬眠リモデリングを加速させることが短日長の主要な貢献であり、この作用は下垂体隆起部を中枢とする光周性経路を介して発現する」という仮説の検証を行います。
