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骨格筋の低温適応を司るエピゲノム制御機構とその冬眠・休眠における役割

研究内容

冬眠・休眠の分子機構解明のため、筋肉の熱産生を司る転写・エピゲノム制御機構について研究を進めます。骨格筋の非ふるえ熱産生は、冬眠動物の体温変動にも非冬眠動物の恒温性にも密接に関わりますが、その調節の仕組みはよくわかっていません。特に、温度やその他の環境因子が筋熱産生遺伝子の発現に作用する仕組みは不明です。本研究では、マウス骨格筋や筋細胞を用いてヒストン脱メチル化酵素LSD1の機能解析を進めつつ、エピゲノミクスと比較ゲノミクスを組み合わせて冬眠及び非冬眠げっ歯類の共通性と特異性を検討します。「エピゲノム記憶の書き換えによる人為的な冬眠・休眠制御」に資する成果を期待しています。

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