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変温動物の低温耐性の分子基盤の解明から明らかにする冬眠の分子機構

研究内容

温帯に生息する変温動物や冬眠を行う哺乳類が有する低温耐性の分子機構に迫るため、メダカ(Oryzias latipes)やその近縁種をモデルとして、研究を進めます。メダカの仲間はアジアに広く分布していますが、熱帯に生息するメダカと温帯に生息するメダカとでは低温耐性が大きく異なることが知られています。しかし、このような低温耐性の種間差を生み出す分子機構は明らかとなっていません。本研究班では、先行研究において見出した冬の低温適応に重要な分子を起点とした解析を行うことで、低温耐性を司る遺伝子ネットワークを明らかにします。また、その知見に基づいてメダカ近縁種や、哺乳類との比較解析を行うことで、変温動物から冬眠を行う哺乳類で共通する低温耐性機構を明らかにします。

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