睡眠覚醒と冬眠を統合する脳波ダイナミクスとその神経基盤の解明
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古谷 直生
Naoki Furutani金沢大学・医学系・協力研究員
研究内容
休眠と睡眠覚醒の関係や休眠の神経基盤を明らかにするため、脳波の観点から研究を進めます。睡眠覚醒ステージは、覚醒、ノンレム睡眠、レム睡眠に分類されますが、休眠との関係や相違点は不明な点が多く、休眠が睡眠覚醒の一部なのか、もしくは異なる状態であるのか、についても結論は出ていません。Qニューロン誘導性低代謝(QIH)による人工休眠マウスの脳波ダイナミクスを詳細に調べることで、休眠脳波の特徴や睡眠覚醒との関係を明らかにします。さらに、Qニューロンの出力系を経路特異的に神経操作し、休眠の神経基盤を探索します。