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能動的低代謝により達成される冬眠動物の筋萎縮耐性獲得機能の解明と応用

研究内容

冬眠動物には、5-6ヵ月におよぶ不活動状態を経験するにも関わらず様々な身体機能を維持することができる、「使わなくても衰えない身体」という未解明の生理機能が存在します。本研究では冬眠を「能動的に誘導される全身性の低代謝状態の継続」と捉え、低代謝誘導によって獲得される身体機能維持機構のうち、特に運動機能に大きな影響を与える「筋肉量の維持」に着目した研究を展開します。冬眠動物がいかなる適応戦略を用いて“衰えない筋肉”という形質を獲得するのかを解明することで、最終的にはヒトの筋肉減弱症(サルコペニア、フレイル)の発症・進行予防を可能とする新規介入戦略の開発を目指します。

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