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冬眠生物に共通するメカニズムに関する数理・データ解析的アプローチ

研究内容

冬眠生物に共通したメカニズムに迫るため、数理モデルと時系列解析を組み合わせた研究を進めます。例えば、シリアンハムスターやジリスなどの冬眠生物では、冬眠中に体温が環境温度近くまで低下しますが、低温の状態がずっと続くわけではなく、環境温度に近い低温と、通常の体温の間を冬眠中に何度も変動します。こうした冬眠中の高精度の実験データに対して、数理モデルを構築することで、複雑な現象の背後にある構造やダイナミクスを司る重要な量をあぶり出せる可能性があります。本研究班では、冬眠中の体温データの複雑なパターンに注目し、それを再現する数理モデルの構築と、時系列解析を行います。

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